2017年4月30日、RGBOTは名駅付近の焼き肉屋でフォロワーと飲み会をしていた。
4月14日に誕生日を迎えるRGBOTは、飲み会の少し前、フォロワーから1つの誕生日プレゼントをもらった。
「あとで開けてね」と言われて渡された黒い袋。中には少し薄いB6サイズの本が入っていた。
「どうせ、幸福の科学の本だろう。」
そう思った。
職業病とでも言うのだろうか、ロクなものではないだろうと予想していた。
その予想は裏切られることがなかった。
そう、本当にロクでもない本だったのだ。
飲み会の席で俺が貰ったプレゼントの話になり、その場で開封する事に。
黒いビニル袋のセロハンを剥がして本を出す。
本の表紙が半分出たところで俺は予想と違うことに気づいた。
その表紙は、散々見せつけられてきたあの顔だった。
自分はこの表紙を見た瞬間、拍子抜けして寝転がるように崩れた。
自分が一生手にすることのない本が手元に来てしまったのだ。ババ抜きでジョーカーを引いたような気分だ。いや、それ以上かもしれない。
そして、そのフォロワーから「ブログでレビュー書いてよ」って言われたので、レビュー記事を書くことにしました。
後でそのフォロワーがこの時の様子をツイートした。
俺「RGBOT君俺のプレゼントちょっと開けてよ」
— やんま,,廿_廿,,@6/3東京 (@yanma_a) 2017年4月30日
RGBOT「えー(開ける(めしぬまが出てくる))うわー!(転がる)」
俺「(喜んでるようでよかった・・・(*´ω`*))」
何をどう見たら俺が喜んでいるように見えるのだろうか、きっと精神が狂っているのかLSDでもやっているのか、若しくはただ単に頭のネジが全部取れているのだろう。
そんなこんなでやりたくはないのですが、これもネタが少ないブログの為。
外食は基本的にラーメンのグルメとは程遠い俺が腹くくってやる事にしました。助けてくれ。
そして先に言っておくが、このレビューを読んで”読んだ気”にならないでほしい。
百聞は一見に如かず。
めしぬまレビュー目次
「めしぬま」とは
「めしぬま」という漫画は、飯沼(いいぬま)という冴えないサラリーマンがトロ顔で飯を食らう漫画である。
あまりのキモさで話題になり、ツイッターなどのSNSで知った方も多いだろう。
グーグルのサジェストで分かる通り、その評判は最悪である。
正直、読みたくない気持ちの方が勝るのが実の話。
それでも体に鞭打って読むしかない。
表紙などの外見
まず表紙には飯沼がカツ丼を食らうときの表情が描かれている。
この表紙が気持ち悪いのだが、さらに気持ち悪いのが表紙を取ったカバー裏である。
カバー裏の表紙には飯食い終わりかけの顔が描かれており、口が閉ざされてモゴモゴしている感じが描かれている。
表紙の表情に比べて目がトロンとしているのが気色悪い、ひょっとこフェラしてる時の瞳みたいだ。
さらに気持ち悪いのがカバー裏の裏表紙、飯沼のトロ顔を見て膣キュンしたマンコ達(一部違う)の寄せ集め。まるで低料金ピンサロの女たちや~~~(彦摩呂)。
ちなみに表紙などの外見ではないが、口絵に描かれた内装のレトロさは好き。
本編
第一話
物語は一人のサラリーマンが上司からこっぴどく叱られるシーンから始まる。
叱られている途中、自分の名前を間違えて呼ばれたことを訂正して更にキレられる。
そんな中、腹が減ったと考えている飯沼。なんて社会性のない人間なのだと思うかもしれないが、大宮忍に比べればこんなものノミぐらいちっぽけな物である。
「飯沼よりヤベえ人間の大宮忍ってどんなの?」と思った人は私が以前まとめた記事を一読してほしい。
自分の起こしたミスを直すために10時ごろまで残業をし、出来た書類を叱ってきた上司の机に謝りながら提出する。上司はもういない。
その後急いで身支度をして閉まりかけの定食屋に行きカツ丼ごはん大盛りを頼む。
出てきたカツ丼のカツを箸で取って口の両脇からよだれを垂らす。
それから無心で食らう。見開きを存分に使っていた。
そして次のページにあの「うっま…」が出てきた。
ネクタイを緩ませ首元を出し、汗だくになり、顔を紅潮させ、トロンとした瞳で。
そして定食屋のおばちゃんが彼の顔を見て膣キュン、それから夜の街を一人とぼとぼ歩く飯沼の姿で話は終わる。
ここで気づいたことは飯の詳細な感想が1つもない事だ。
出てきた感想は「うまそ…」「うっま…」「ああ…やっぱうまいなあ…」というワードの少なさ。
飯を食うシーンがたったの3ページ、ほとんどが彼のみすぼらしい日常。これはグルメ漫画なのだろうか。
第二話
今日も残業して書類をひどく散らかして転ぶ飯沼。
退社して寒い中、夜のコンビニでピザまんを買うことに。
外のベンチに座ってピザまんを食らう。一口で具にたどり着けず半分に割る。糸を引くチーズ、垂れるよだれ。
そしてまたトロ顔で食らって隣に座る男と別れたらしい女を膣キュンさせて終わり。
今回も飯を食った感想は「うんまい」のみだった。
第三話
営業先の帰りなのか、昼休みが終るまでに会社に帰ろうとして急ぐ飯沼。
昼休み終了まで残り15分、立ち食いソバによることに。
券売機の前で悩んでいる間、後ろのおじさんから「早く決めろよ」と言われて天ぷらそばを選んだ。冴えないという感じがひしひしと伝わってくる。
天そばが出てくると急いで食べる。食べるシーンは完全に擬音だけ。心の声なんてものは一個も出てこない。
知るまで飲み干した後に出てきた言葉は「うまかったぁ…」だけだった。
第四話
ここで新キャラクター、飯沼の同僚の笹原さんが初登場。妄想癖のある感じの女性だ。
飯沼は飲み物を買うついでにその女性社員にドーナツを差し入れする。
女性は「以外だ…」と言って引き気味の顔をする。そして劇中では飯沼を冴えないし仕事もできないと色々脳内で言っている。
飯沼はフレンチクルーラーのようなドーナツを食べ、手についたクリームを舐めた。指を舐めるシーンで丸々1ページ使う。個人敵にここまでで2番目に汚いと思う。
ちなみにセリフは「うまいなぁ、けど甘いな」。そして笹原さんが膣キュンして終幕。笹原さんの膣キュン顔が異様にエロかった。
第五話
中学時代からの先輩の花山とカツカレーを食いに行く飯沼、店に着くや否や口の片方からよだれを垂らす。
先輩のススメで特盛カツカレーを食べることに、待っている間他愛ない話をする。
カツカレーが運ばれてくると飯沼のよだれはフルロットル。メシを食ってる時の顔は劇中ではかなりマトモな顔だった。
ちなみに今回膣キュン女子はいません。
第六話
休みの日、行きつけの定食屋に行く飯沼。定食屋のおっちゃんには飯男と認知されている。
「生姜焼き定食、どうせいつもそれだろ」とおっちゃんに言われて「じゃあ、それで」と返す。動作の一つ一つが本当に冴えていない。
ごはんを5杯もお代わりする飯沼の姿を見て、定食屋のウエイトレスが膣キュンしておっちゃんにシフトを増やすようにお願いするところで終幕。
ちなみに今回は飯アクメシーンはなし。苦情でも来たのだろう。
第七話
営業先で頭を下げる飯沼。営業先からとぼとぼ帰る途中にたこやきを買うことに。
たこ焼きを食って口内になだれ込む暑さで飯アクメをキメる。それから暑さに悶えるシーン。ここが個人的にめしぬま第一巻で一番キモイと思うシーンだ。
メシを食った後舌を出して舌をやけどしたアピールをして終わり。膣キュン女子はいない。
第八話
休日出勤を早く終え帰る飯沼。ちょうど帰り道に出店があり寄ってみたらなぜか浴衣姿の幼女にパパと間違われて服を掴まれる。うらやましい。
パパじゃない事に気づき泣く幼女をあやすためかき氷を買ってあげることに。
幼女と一緒に食べるかき氷で飯アクメを決める。飯アクメ攻撃は幼女には効かないようだ。
幼女は無事パパを見つけれて飯沼は出店でいろいろ買って夕ご飯にした。
個人的に幼女がめっちゃ可愛かった。これだけで買う価値あり。
第九話
笹原さん再登場。おばあちゃんと作ったおはぎを会社に持って行って処理に悩んでいるところを飯沼が見つけて食べようとするところから始まる。
軽い飯アクメをキメながらおはぎをほおばる飯沼に『餌付け』の気持ちを覚えさせられた笹原、ちょっと楽しそうでかわいい。
そして笹原さんが慕っている花山くんも来ておはぎを食べる、膣キュンも無しでほのぼのとした回だった。
第十話
花山くんに誘われ飲み会に行くことになった飯沼。残業が終って時刻は9時、これで「今日は早く帰れる」。言動の全てが冴えていない。
から揚げを頼んで卓に運ばれてくると片側からヨダレを垂らす。食ってジュワワワワという言葉を背景に飯アクメ。
「最高に、うまいれふ…」と言った。きったねえ面だ。
第十一話
会社の人たちが近くのうどん屋のカレーうどんが美味しいという話を聞き片側からよだれを垂らす飯沼、とりあえず行ってみることに。
カレーうどんが運ばれてくるとスーツにかからないように食べるがもどかしい。背広を脱いでワイシャツで思いっきり食うことに。
思いっきりスーツに汁をかけながら「うまい…」と飯アクメ。膣キュンは無し。
第十二話
寝坊して時間がない飯沼。身支度をしたが腹が減り卵かけごはんを軽く食うことに。
無心に卵かけごはんをかきこむ。個人的に混ぜ終わった後の飯を見る目が気色悪かった。ちなみに遅刻した。お前はNewGame!!の滝本ひふみか。
第十三話
残業から帰るときにひょんなことから壮年のおじさんと知り合った飯沼、おじさんに近辺の美味しい店を紹介することに。
中華料理屋に行って小籠包を食べることに。おじさんが小籠包をレンゲの上で割って食べる。大体こういう漫画のおじさんは可愛い。
おじさんの食べ方を真似て小籠包を食べる飯沼。小籠包飲み込み飯アクメは本作屈指のアクメ顔だ。おじさんは勿論膣キュンしなかった。逆に食いっぷりに感心していた。
このおじさんの正体は漫画を買ってからのお楽しみという事で。
第十四話
特別編の中学生編のめしぬま。中学生時代の飯沼は給食でも通常運転。
学校の給食を黙々とほおばる。食う姿に刺激されクラスメイトが好き嫌いせずに食べるようになるお話。飯アクメはそんなにしていない。
総括
いかがだっただろうか。個人的な感想は”思っていたほど”ひどくはない事だ。
普通にあっちこっちや桜トリックなんて池沼の下痢便みたいな作品よりかは良い作品だった。
やはり皆悪いところだけを取り上げて本当の作品との乖離を生み出している。それはきっとどこでも変わることはないのだろう。
個人的に飯アクメ顔以外に目に付いたところをいくつか紹介しよう。
- 飯の感想がほぼ無い
- 飯食ってる時は無言
- いちいちよだれをたらす
- 膣キュン女
まあこんなものだろう。個人的に気に入っているシーンは第五話の先輩との他愛のない話をしている際の飯沼のセリフ「毎日ご飯はおいしいです」だ。
正直彼みたいなダメダメの日々を過ごしていたら死にたくなってくるだろう。そんな中彼が唯一楽しみにしているのが飯なのだ。
自分で言ったら週末の深夜に見るアイカツスターズだろう。
そして飯の感想がないという点。これは個人的によくわかる。
徹夜明けでレポートを書いて午後に提出して4時ごろに家系を食った時は、本当に飯沼と同じ無心かつ無言で周りなんか気にする事なく食い進めている。
そんな自分を思い返すと、めしぬまは「社会に疲弊した人間の飯」を巧く描けていると思う。
そしてフォロワーから送られた1つのレビューがある。
@RGBOT_tmbkr これぐらいキレッキレのレビューを期待してるからね❤(プレッシャー) pic.twitter.com/0ZXS8uH8hP
— 木戸 (@kid_o_ai_raku) 2017年5月4日
きっとお高く留まっていたい三十路間近の自我の強いマンコが書いたレビューである。
『”ポルノ”をディスる女性はフェニミスト』これだけは覚えておいてほしい。
ここまでひどいレビューはキングコング西野にアレルギー反応を示す人間に通ずるものがある。
はっきり言うが、このレビューはキレッキレなんかではない。
嘘で研いだ刃には何が斬れるのだろう。
インターネットオマンコ特有の幻視でしょう。自分のストレスを発散するために平気で嘘を吐く人間にはなりたくありませんね。
要するにレビューには普通に嘘が混じっている。まず普通に食い方は下品ではない。
どちらかというと飯食いながら感想をやたらめったら喋る方が行儀が悪く下品なのではないだろうか。
そして(うましゅぎれしゅ~~~~)なんて心の声なんてものは一切劇中に出てこないし、食べかすを周囲に散らかす描写もない。果たして飯食ってる時に顔を紅潮させるというのはマナー違反なのか。服を汚す描写はあったが”ベッタベタ”に汚していただろうか。ここは本作を買って読んでほしいところである。百聞は一見に如かず。
確かに、指についたクリームを舐め取ったり女が膣キュンする姿は擁護できない。しかし、それが嘘レビューを投稿していいかという理由にはならない。
そしてこの漫画は男がきったねえトロ顔をしながら飯を食らうという漫画だが裏側に潜む意味は「切羽詰まったダメ人間が唯一楽しみにしている事を楽しむ漫画」である。
冴えない、仕事もできない、人望もない。そんな事を自覚している彼が自分の楽しみを純粋に楽しむ姿を描くこの漫画は一つの人間賛歌なのではないだろうか。
さいごに
こんな記事を最後まで見てくれて本当にありがとう。
きっと読者の中にもめしぬまを買って読んでみたくなった人がいるかもしれない。
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幸腹グラフィティ最高!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これまでの約5000文字は全部茶番です。ご清聴ありがとうございました。
それでは引き続き、「エプロン姿の我妻浅梨きゅんを後ろからエロいケツを揉んだり勃起したペニスをエロいケツに押し付けてその気にさせたりエロいケツに顔をうずめて蟻の門渡り辺りの匂いを思いっきり嗅ぎたいブログ」をお楽しみください。